読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ポッポ屋のブログ

喫煙者の日記です。

読んでくれるなら、読んでくれるだけでこれ以上の我が儘な幸せはない

君を好きでたまらないのは君の微笑みがとても素敵だったからです。どう素敵だったかを言うと、これ以上美しい微笑みは無いといえて、それは多分この人の笑顔は何歳になってもその時々の素敵があるんだろうなと思えたからです。一時の美しさなんかよりも美しいと思います。

この笑みのためなら、多分僕はたとえ骨がきしむほど苦しんでも頑張れてしまうのでしょう。

その感情が強くなるごとに、僕は話せなくなってしまいます。僕は落語家さんやバーテンダーさんのようにウィットに富む話し方なんてものを心得ていないからです。そう思うと悔しい気持ちでいっぱいになって声も小さくなってしまいます。

本当はこの心持ちを素直に口で伝えられればよかったのですが、そんな言い訳が邪魔をして、今日もついにできませんでした。

それはむしろ君にとっては幸福というか、事なきを得る結果になったと思います。僕は生来からの日陰者で、本来は独りで生きることがこの世のためといった生き物ですから、日だまりのような笑顔をする君なんかには、たとえ取り巻きのひとりであっても在ってはならないような人間です。

だけど、どうしても僕はこれを書かずに終わることはできませんでした。静かに音沙汰もなく消えることはどうしてもできませんでした。そのことはどうか許してほしいのです。

直接、メールなりで送らないのはこのためで、気が向かないならそのまま捨て置いても大丈夫なように。

ただ、もし気が向いたなら、こんな踏みつけられるだけの雑草に目をやる心持ちがあったならでいい、そうであったなら読んでほしいという僕のわがままのせいなのです。僕の話はこれぐらいにしておきます。君のことで伝えられなかったことを最後かもしれないこの文章にしたためなければなりませんから。

君の話を聞いていて、僕はいつも感心していました。君はいつも周囲の人との関わりを大事にするからです。そのためかはわからないですが、君の周りにいる人は素敵な人ばかりのように思えます。君は日だまりで、そんな日だまりに優しい人が集まってくるのか、はたまた、君の目が良くて良い場所いい仲に飛び込んでいくのか、どちらかはわからないですが、なんとなく僕は前者の割合が多い気がしています。

人のことを素直に喜べる人というのはそう多くありません。今日、暗い気持ちで店のドアを開けましたが、来て良かったと帰りに思えたのは、君がそんな数少ない人の一人だと今一度知れたからです。今日も嘘偽りのない微笑みが顔をのぞかせていましたから。

昨今の価値観で言えば、金が絡む関係は成果だけを希求しがちですが、君の話す仕事にはいつも豊かな感情が息づいているように思えます。だから、一度話せた倫理にまつわる会話はとても楽しかったのは誠実さがこもっていたからなのだろうと、今にして思います。

お酒が好きなことも、タバコをたしなむのも、突拍子もない面白さも、嫌なことも笑ってしまえる強さも、些細なことでも大事につながることなら惜しみなく悩んでしまえる弱さも、善いことを素直に言えるところも、愛してやみません。

だから、僕は友達にはなれないと思います。君にいい人ができたとしたら、僕は多分素直に喜べないからで、そんなことでは真の友達ではないと思うからです。うわべの友達にはもっとなりたくありません。僕が望むのは、君が僕を選ぶこと只一つです。

答えが僕にとってよくないものであれ、ここまで読んでもらえたなら、僕が恐れることは、僕が執念深く君を追ってしまうと思われてしまうことだけですが、それだけは絶対にありません。井伏鱒二訳の「歓酒」ではないですが、さよならだけが人生で、僕の一杯はその意味です。それに僕が君を形作るものの中で最も素敵だと思っているのは微笑みであることを一度でいいのでこの節で思い出してほしい。

はなの笑みに影が差さない事だけを願って