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ポッポ屋のブログ

喫煙者の日記です。

「キングコング 髑髏島の巨神」を観た

久々に映画館で。

youtu.be

 

コングさんが渋くてよかった。

コングさんの背中が寂しくてよかった。

漢は背中で語るんですかね。

 

あらすじは、ラピュタの龍の巣よろしくなパーフェクトストームに隠され続けていた未開の島に人間がナパーム片手に乗り込んだらびっくりするぐらいでかいコングに返り討ちにあってとにかく島から脱出する話。こう書いたらマジ人間アホやな。

 

一応、コングは敵か味方かって葛藤が描かれるんだけど、やっぱりこの映画はかっこいいコングを観る映画だなと。

 

立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花って都々逸が女性にあるように、男性にも「漢」というような良い男性像がある。

コングはそんな「漢」が表現されたキャラクターだと思う。

去る者追わず来るもの拒まずとか、漢は黙って……とか、惚れた女に命をかけるとか、涙は見せないとか、腕っ節の強さとか、まあそんなとこ。

シーンで言えば、死闘を繰り広げながら女を守ったけど、結局人間のイケメンといい感じな雰囲気醸し出してるの観て何も言わず去っていくとこは漢そのものだった。

 

さて、こういうパニック映画というかなんというか、そんな映画の楽しみ方の一つに「あ、こいつ死ぬな」ってのがある。

フラグとかよく言われるけど、それがふんだんに盛り込まれてるから、「やっぱり死んだ」とか「生き残んのか!」って反応するのは楽しい。

僕が一番驚いたのは、死亡フラグ立ちまくってたやつが人間側の主人公ぽいのを食っちゃってたとこ。あれには笑った。

 

あと、僕は映画のエンドロールが流れると映画館出るタイプなんですけど、今回はふとした偶然と言うかなんというかで最後まで観てたらCパートがあって、これが結構なメタギャグですごく得したというか、これには偶然というかなんというかに感謝です。

 

まぁ映画の話はこれぐらいにして、さっきの漢の話を僕の価値観をまぜてもうちょっと。

僕が強く憧れる男像って北斗の拳の登場人物全般とかコングさんみたいな漢って言うより、具体的に言えば誰だろ、「道」のイルマーレとかスナフキン?とか、とにかく飄々としつつも知性とか苦悩を持っている人なんですね。

トリッキーとかいうのですかね。

ライ麦畑でつかまえて」のホールデンとかすごく魅力的なんです。

やっぱり青春時代というか十代で培ったものって土台になっちゃうんでしょうね。僕はたまたま莊子の逍遥游に触れたからだろうし……いや、何か本性があって僕自身のその本性が十代にそういうのを選び取ってたのか……いや、色んな事象に触れたが記憶にとどめたのがそれらだったのか、いずれにせよ、僕はそういうのを選んでしまう人間のようで。

現代では力強くて人を振り回すような人が求められる世の中なんで、僕のような理想ってのは少しずつ減っては来ているように感じていて、そういうのに憧れられるような人間になっておけばなぁとたまには思うんですけど、僕の理想像も捨てたもんじゃねえなと思うのは、嫌なことというか都合の悪いことに対して楽しめるようになる可能性があることは靭やかというか、現代の資本主義というか弱肉強食の時代でも価値のある思想におもうんですよね。

楽しむってのはすごく知性的なことだと思うんです。

教養という知性を考えても、知っていることが楽しむことを助けることがままありますし、知恵の輪を解くときのような実践的な知性も楽しむことを助けるんですよね。

馬鹿でかい瓢箪は使えねえと嘆く人に船にして浮かべればいいじゃんと莊周さんは楽しむ。そういう者に私はなりたい。